引きこもり浪人のチラシの裏ブログ(`Д´)

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2008年05月03日

毎日新聞080503

 バカみたいな文章が立て続けに目に入ったので、しょうがなくエントリ。

母子3人殺害:メディア規制の標的が取材源へ…捜査に懸念 - 毎日jp(毎日新聞)

 公権力によるメディア規制の標的が取材源に向けられ始めている。奈良県田原本町の母子3人放火殺人事件で、長男(18)=当時高校1年=の調書を単行本の著者に見せたとして刑法の秘密漏示罪に問われ公判中の精神科医、崎浜盛三被告(50)が、3日の憲法記念日を前に毎日新聞の取材に応じた。無罪を主張する崎浜被告は「(萎縮、い、しゅく)効果を狙った捜査」と取材源に向かう捜査に懸念を示した。【臺宏士、阿部亮介】

 記者名を見れば、大体程度が知れると言う意味で、とりあえず。

 −−奈良地検は単行本の著者を不起訴とし、情報提供者の崎浜さんだけを起訴しました。

 ◆検察にとって好ましくない情報提供をした人に対する委縮効果を狙った捜査だと思う。こういう事件が起きると、一般的には委縮するだろう。普通の人は、著者や出版社が罪に問われず、取材協力者だけが起訴されることについて疑問に思うのではないか。いびつな事件だ。

 犯罪として規定されているかどうかの一言で済ませたら乱暴ですかね。

 一般論として、表現行為を規制する行動を国家権力に求めるのは慎重であるべきですから、言われるほどいびつでもありません。

 ただ、日本のメディア関係者の意識の低さを見るにつけ、どうにかならんかなと思うことは多々ありますが、その改善を国家権力に求めるのには慎重にしなければならんと思うのです。

 問題なのは、メディア関係者の人格の問題であって、メディアの存在そのものではありませんから。

 −−取材者側への要望はありますか。

 ◆重要なお話をするわけです。情報提供する側にも、何らかの理由で自分が情報源であることが明らかになったらとの覚悟はもちろんあります。しかし、特定されないよう一層の配慮をしてほしい

 出来ない相談ですね。

 そう言われても、当事者がどうして良いかわからないという可能性が少なくないですし、それについて批判をすれば、表現の自由を振りかざして聞き入れない連中ですから。

 −−自衛隊官舎や民間マンションにビラを配布しただけで起訴される時代です。

 ◆刑事事件の被告になるというのは、とんでもない悪い人間だと思っていた。今の日本は捜査当局が捕まえようとすれば、いつ誰でも捕まえられる社会ということを実感した。

 突っ込むのが面倒なので、強調するだけにします。

 報道機関に情報提供したことが、「業務上知り得た秘密」を漏らしたとして捜査対象となった事件が最近目立ち始めている。

 今年3月、防衛省情報本部所属の航空自衛隊1等空佐が自衛隊法の秘密漏えい容疑で書類送検された。1佐は、中国海軍の潜水艦が南シナ海で火災を起こし航行不能との情報を、読売新聞記者に提供したことが防衛秘密の漏えいに当たるとされた。自衛官が報道関係者への防衛秘密漏えいを理由に送検されたのは初めてだ。

 また、05年には、神奈川県警警部補が詐欺事件捜査で知った人物の氏名などを週刊誌記者に提供したとして、地方公務員法(守秘義務)違反容疑で書類送検された(その後、起訴猶予処分)。警部補は、停職処分後に依願退職。一方、記者は事情聴取を拒否した

 いずれの事件でも報道した読売記者、週刊誌記者は立件されていない

 文章の流れを見ると、取材源に対して秘密漏洩の罪で捜査が及んでいることを取り上げて、国家権力が報道の萎縮を狙っているかのように見えるのですが、記者に対しては徹底していないあたりに、そうではない事実が透けて見えます。

 取材源の秘匿が出来ていない結果、それを端緒に公益の保護を目的とする犯罪の捜査をせざるを得ないという、日本のメディア側の不手際です。

 しかも、不手際を犯した者は犯罪にならない。

 守られていますからね。

 こんな者に危険を犯して情報を提供しようとする人がどれほどいるのでしょう。

 日本のメディアが自分で自分の首を絞めているということは、容易に見て取れるわけですが、本人達が自覚することはないんじゃないですかね。

 既に死んでいるような組織ですから。

 次ぎ。

憲法:施行61年…国民投票法公布後初の記念日 - 毎日jp(毎日新聞)

 憲法改正原案の審査や提出を行う衆参両院憲法審査会は昨夏に設置されたが、委員定数などを決める規程も定まらない「開店休業」状態だ。

 与野党は「今は改憲論議をするタイミングではない」との認識で一致している。

 一方、こうした政界を尻目に、靖国神社を舞台にした映画「靖国 YASUKUNI」の上映中止問題など、日本社会に「表現の自由」の危うさを示す現象が相次ぐ中で迎える記念日ともなった。【大貫智子】

×「表現の自由」の危うさを示す現象
○「表現の自由」と称した政治活動をする報道利権

 硫化水素騒動で、ネットに公権力が介入したこととの方が重大だと思うのですが、表現の自由ではなく自らの報道利権を守るマスゴミには一生理解出来ないでしょう。

社説:憲法記念日 「ことなかれ」に決別を - 毎日jp(毎日新聞)

 右翼のいやがらせへの懸念を理由に、裁判所の決定を無視してかたくなに日教組の集会を拒んだ東京のホテル。国会議員の介入を機に映画館の上映中止が相次いだ映画「靖国」。

 憲法の保障する集会の自由、表現の自由が脅かされている。「面倒は避けたい」と思うのは人情だ。しかし、このとめどもない「ことなかれ」の連鎖はいったいどうしたことか。意識して抵抗しないと基本的人権は守れない。私たちの現状は、やや無自覚に過ぎるように見える

 プリンスホテルの事件は、契約を履行せよというだけの命令で、表現の自由は関係ありません。

 「靖国」は、これはひどい情報操作ですね。

 こんなわけのわからない事例を出して「無自覚に過ぎる」と言われても、何のジョークかと言うしかありませんし、面白くありません。

 最初にあげた秘密漏洩の記事に見える、メディア側の情報提供者に対する意識の低さの方が、余程無自覚に見えますが、それは私だけですかね。

 NHKが5年ごとに「憲法上の権利だと思うもの」を調査している。驚いたことに「思っていることを世間に発表する」こと(表現の自由)を権利と認識するひとの割合が調査ごとに下がっている。73年は49%だったのが、03年は36%まで落ち込んだ。表現の自由に対する感度が鈍っているのが心配だ。

 その意味で注目されるのが、イラクでの航空自衛隊の活動に対する名古屋高裁の違憲判決だ。

 高裁は「バグダッドは戦闘地域」と認定し、空輸の法的根拠を否定した。対米協力を優先させ、憲法の制約をかいくぐり、曲芸のような論理で海外派遣を強行するやり方は限界に達している。そのことを明快に示す判決だった。

 しかし、この判決の意義はそれにとどまらない。憲法の前文は「平和のうちに生存する権利」をうたっているが、それは単なる理念の表明ではない。侵害された場合は裁判所に救済を求める根拠になる法的な権利である。そのような憲法判断を司法として初めて示したのである。

 ダイナミックにとらえ直された「生存権」。その視点から現状を見れば、違憲状態が疑われることばかりではないか。

 「「思っていることを世間に発表する」こと(表現の自由)」か…

 国民の表現行為に、原則として公権力が介入しないことが表現の自由の内容なんですけど、違いが理解できないんでしょうなぁ。

 いや、私人間なら、放送禁止用語とか合理的な範囲で制限されるわけだし、議論の末に捨てられた見解なんかは事実上発表出来なくなったりということはあるわけですよ。

 「思っていることを世間に発表する」ことが表現の自由だと思っていると、そのような私人間での制限も認められないとされがちで、それは先の立川ビラ配り事件のように、独善性の現われとしても出てくるのでしょう。

 一部思想勢力が、否定された虚偽の事柄や散々批判された見解を何度もしつこく主張するのは、そうした誤った表現の自由を基礎にしているからかもしれないのですが、単に議論をして知識を深める技能がないだけかもしれません。

 あと、表現の自由から、「その意味で注目される」として、先日の違憲訴訟を殊更に「違憲判決」としてつなげる文章構成は、全く意味がわかりません。

 また、判決自体の解釈もひどいもので、これでは原告の請求に理由があったかのように読めます。

 請求棄却の原則敗訴というのが事実ですので、念のため。

 生存権は25条に明記された権利ですが、それは前文の「平和のうちに生存する権利」とは全く異なるものであるのに、それを混用すると言う、憲法に対する知識が全くないことをアピールしているあたり、情報操作と言うよりも、単に何も知らないだけで、好き放題言っているだけに見えます。

 それを社説と称した場所でやるのは北海道新聞だけだと思ったのですが、全国紙である毎日新聞もやるようで、まぁ、マスゴミだなぁと。

 ただ「ねじれ」の有無にかかわらず、参院は「ミニ衆院」という批判を(払拭ふっしょく)する必要がある。明治から約120年の歴史を有する衆院と違い、参院は戦後改革で生まれた。憲法の精神の体現といってよい。参院はその自覚に立って独自性の確立を急ぐべきである。

 ミニ衆議院にさせるべく、参議院選挙で必死に政治工作をしていたのはどこのマスゴミですか。

 失礼。聞き方が悪かったですね。

 参議院独自の価値を作り出すために、参議院選挙でそのような主張をしていた日本のメディアはありますか。

 憲法で保障された国民の権利は、沈黙では守れない。暮らしの劣化は生存権の侵害が進んでいるということだ。憲法記念日に当たって、読者とともに政治に行動を迫っていく決意を新たにしたい

 何この政治活動宣言。

 そんなアピールをするのなら、公平とか中立とか、そういうものを投げ捨ててからにしてくださいね。

 北海道新聞のように、アジビラとしての活躍を期待していません。

 マスゴミは事実を軽視して思想を語りすぎるし自分の書いていることが思想であることに自覚的でないとか、議論に耐えられるほど勉強出来ていないし姿勢も出来ていないとか、取材対象に近過ぎるとか、いろいろ言いたいことはあるんですけど、そんなことを言ったところで、表現の自由を振りかざして聞き入れないことは充分に知っているので言いません。

 早く消えてなくなることだけを願っています。

posted by さいとう at 09:54
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