2016日ハム日本一

 おかげさまで、今シーズンを日本一で終わることができました。

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 北海道に移転してから5回のリーグ優勝という、すっかり強豪のチームになったのですが、日本シリーズについては2006年に勝っただけで、あとは概ね一方的に負けるという、敗北の歴史でありました。元々リーグ戦偏重で日本シリーズ時点にはバテバテというのがあったのですが、今年はそれを克服しての勝利と言うことで、うれしい次第です。

 初戦は慣れない屋外球場と降雨のせいか大谷で勝てず一方的にやられ、2戦目はビデオ判定での動揺から自滅してまた一方的にやられと、ひどいものでした。守備で乱れて攻撃もつながらないという、これまでで最悪の始まりであって、バテているとしてももうちょっと体裁を整えてくれないものかと思っていました。

 ホームに戻っても押され気味なのは変わらなかったものの、大きく崩れずに逆転して勝ったことで、いろいろあやがついてきたのではないかと思っています。
 日ハム側は、シーズン中のように先発がしっかり試合を作って先制からのリードを守り切るという形が望めないので、先発は打たれる前提で後続は待機、攻撃もつながりが期待できないので打席では個人でできることを何でもひたすら地道にこなして、チャンス到来を待つという、じっとガマンの展開を基本にしたように見えます。
 一方広島側は、勢いがあるので概ねこれまで通りであったのだろうと思います。

 結果、3戦から5戦まではホームで日ハムが3連勝だったのですが、日ハムは相変わらず攻撃は分断傾向なうえに守備でも広島の攻撃に押され気味。一方、広島は厳しい場面を勝ち継投で拾えずに特定投手へ疲労が偏在するようになりました。同点での継投はとても難しく、同点でもチーム情勢自体は優勢な時に普段と違う継投をするのは、かなりの決断が必要なうえに、打たれるとどうして別な手段をとらなかったんだと結果論丸出しで非難されるわけで、責任は監督が取らなければならないとしても、強い非難はあまり有意義ではありません。

 このように、ベンチワークは投手起用に幅のある日ハムが若干優勢としても全体的に推され気味で決め手を欠き、どっちつかずな状況で広島での6戦目なのですが、日ハムの先発は大谷ではなく増井。いろいろ言われていますが、5戦目で大谷が足をひねったように見えたところがあったので、大事をとったのではないかと思います。大谷翔平の勝ちを考えると、怪我については慎重にならざるを得ません。
 結果は10-4と一方的な日ハムの勝利となりました。ひたすら粘って先発に球数を投げさせたことや、勝ち継投を打って勝ってきたことが、一気に生きてきた展開となりましたが、8回表まではこれまでと変わらず厳しい展開だったので、得点ほどの差はありません。
 ジャクソンは早めに黒田へ継投すべきと言われているようですが、これについては広島側でのみ考慮することであって、そんなこだわりは捨てろなどと外から言われる筋合いはなく、私からも言うことはありません。

 広島はとても強く、理想的な試合展開をやっている日ハムに近いところがあって、やっかいだなと思うと同時に、日ハムのやっていることに間違いはなかったのだろうなと言う若干複雑な感想があります。

 そんな広島に対し、日ハムはこれまで得意にしてきた試合展開ができなくなった結果、攻守にわたるほぼ全てのことについて、今できることを愚直にやっていくという泥まみれスタイルになりました。自分たちの野球ができませんでした負けましたみたいな短絡的な結果を否定するためには、現状ではこれしかない思います。
 そして、このシリーズでとてもたくましくなりました。
 ただ、この姿勢でリーグ戦をやると絶対もたないわけで、これからはそうした長期戦と短期戦の力の使い方を調整しながらやって行ければ良いのではないかと思います。

 何はともあれ、日本一になって良かった。

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