第2回電王戦終了

 今日三浦八段がGPS将棋に負けたので、棋士側の1勝3敗1分けで終わりました。

 終始受けになってしまったので、厳しいねえ。

 5回の対局に共通して見えたのは、CPUの思考はそれほど読み切れているわけでもなく、終盤に強いと言っても読み切れているわけではないと言うところですね。

 船江五段の対局ではそのようなことが出たのか、終盤の攻防はすごかったです。

 入玉に弱いと言うことで、塚田九段の対局ではそれが出たけど、これはそのうち対策されるんじゃないかな。

 滅多に起きることじゃないから対策しなくても良いと割り切るのも手だけど、究極の目的は人間に勝つことではなく探索のプログラムの出来を向上することにあるのだから、対策したら良いんじゃないかな。

 次の電王戦があるのかよくわからないけど、どうなのかなあ。

 四段や五段の棋士については、その指す対局としては過剰なほどに注目されたわけだけど、これからの棋士人生に良い影響があれば良いなと思います。

 阿部光瑠四段はNHK杯がんばれ。

 人間対コンピュータとか、字面だけ見ると面白そうなんだけど、少なくともコンピュータはエンターティナーじゃないんで、早々に面白くなくなる可能性があるんですよね。

 コンピュータの指し手の意図を計れない以上、対局後の感想戦ができないというのも物足りないのです。

 逆に、大まかな見通しが立つまでは続けられるかなとも思っています。

 私としては、コンピュータが強くなることには何の問題もないです。

 現状、プロ棋士の数は200人弱で、棋士育成に割くには少なすぎですし、じゃあこれを増やすとしても単に枠を広げても弱い棋士が増えるだけでして。

 安価で調達できて心置きなく負かせるコンピュータというのは、棋士を鍛え上げるにはうってつけのものだと思っています。

 そして、コンピュータだけがあっても棋士は育たないので、指導者としての棋士も欠かせません。

 そうやって、強い棋士が増える分には、観てる側としては何の問題もありません。

 あと、余程の大佐にならない限りはコンピュータ将棋の評価値が参考にならないというあたり、評価手法にまだまだ手の入る余地があります。

 みんながんばれるといいですね。

 ところで、近頃は将棋の映像が配信されるようになって、将棋を指せないけど観るという人が増えてきたようです。

 そういう人が将棋を観るために必要な知識を、できるだけ簡単に参照できる環境はできないものかなあと思ったところです。

 私は小学生の頃に子供向けの入門書を見たきりなのですが、今は戦法がかなり増えているうえに、序盤から分岐が激しいので、それを学習しようとすると結構な量の本を読むことになって、しかも棋譜が多くなってしまうので初心者にはきつそうに見えます。

 また、従来から言われている詰め将棋とか必至問題とかの終盤棋力を上げるということについては、プロの対局では長い詰め筋になるうえに、自分が指すわけではないと言うことで、意義は乏しくなるかなと思っています。

 私がよく見る野球やサッカーについて、私自身変化球の握りもわからなければリフティングも満足にできないのですが、ある程度の知識はあって観戦ができます。

 それと同じように、将棋観戦の基礎知識が習得できれば良いですね。

 渡辺明の絶対手筋180とか青野照市の手筋事典など、手筋の本をいくつか買って見たのですが、断片的すぎたり難しすぎたりで大変です。

 とりあえずはもっと勉強しないとなあ。

この記事へのコメント

  • nanashi

    究極の目的は人間に勝つことではなく探索のプログラムの出来を向上することにあるのだから、
    入玉に特化した対策をするのは気持ち悪いのです
    2013年04月21日 13:34
  • さいとう@書き人

    入玉対策も探索の1つでしょう?
    2013年04月21日 13:56

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